久々の書評です。
弁護士が書いた、タイトル通り「質問」に関する本。
余談ですが、テレビでスポーツ(に限りませんが、特にスポーツが多い気がします)のインタビューなんかを見ていると、本当に「質問力」の無いヤツがインタビューをしているのを見るとものすごくイライラします。
「結局お前は何が訊きたいんだ??」という質問を平気でするアナウンサーとか。
ムカつきます。
余談終わり。
本題ですが、本書では質問の本質や、質問の仕方次第でいかに人を動かせるか、ということが書かれています。
「はじめに」の一番最初からイキナリ質問で始まっているのですが、そのページで既に著者の術中にまんまとはまってしまいます。
個人的には「誤導質問」に関する記述が参考になりました。
誤導質問とは、質問の前提に誤った前提をすべりこませることで、自分の意図する答えに導こうとする、一種の誘導尋問です。
もちろん裁判では禁止されていますが、日常生活ではうまく使うことで相手を動かすことができます。
実は自分も知らん間にこういう質問を受け、誘導されているのかもしれません。
気をつけなければ。。。
あと、「人を育てる質問力」という章に、山本五十六の言葉が引用されており、心に残ったのでここにも引用。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
営業マンや、意中の異性を口説きたい人(笑)など、色々な人にオススメの一冊。
人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)
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谷原 誠
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「官僚たちの夏」にハマりました。
久々に毎週見たいと思ったドラマです。