弊社CTOに薦められて読んだ一冊。
急速なイノベーションに伴い、「広く告知する」という意味の「広告」はいずれ消滅するというのが本書の趣旨。
そしてその動きが経済全体の動きまで変えていく、というもの。
要するに消費者のニーズに合わせて個別のプロモーションをかけていく、ということであり、言うなれば「広告」ではなく「狭告」と言ったところであろうか(ちょっとニュアンス的に違う気もするが・・・)。
そのような動きが現在どの程度まで進んでいるかを、豊富な事例をふまえながら解説している。
「広告を多くの人に見てもらう」ことよりも「広告を情報として必要とする人々に確実に届ける」ことのほうが、より重要なのではないだろうか。
という一文がポイント。
この本を読んでいると、SEOなんて言っている場合ではなくなっていくんだろう、と危機感を改めて感じさせられた。
社内でもSEOというビジネスモデルはそう長くは続かないだろうとは読んでいたが、思った以上にその崩壊が早く来るかもしれない。
広告担当者だけではなく、経営者や技術者など幅広い人に読んで欲しい一冊。
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
posted with amazlet at 08.10.04
湯川 鶴章
ソフトバンククリエイティブ
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