今の会社に入ってから、「ブランディング」をして欲しいと言われたので、勉強をしています。
そこでとりあえず本でも読んでみようと思い、買った本。
本書では、まず顧客企業へのブランド効果及び従業員や投資家へのブランド効果について触れ、
①事業転換期の企業ブランディング
②ソリューション化に対応した営業人材ブランディング
③付加価値を囲い込む技術・素材ブランディング
④B2B商品の売り方を最適化する商品体系ブランディング
⑤B2BとB2C兼業のシナジーを生かすブランディング
という5つのシナリオを提起し、それぞれについて詳説してあります。
印象に残っているのは、
購買意思決定において、合理的とはいえない主観的な判断、すなわち「感情的処理」が介在する傾向が拡大している。
という部分。
確かに、特に商品やサービスに、それに付随する技術等に関する知識が少ない場合には、相対的に主観的な判断の占める割合が増えるのも分かる気がします。
全体的にデータなどを用いてアカデミックな記述が多く、体系整理するには良い本です。

